笠置寺 (2008/12)その笠置寺というお寺さんですけど 本当にここに来るまで 何も知りませんでした 山門を入ってすぐに 目に付いたのが灯篭で ちょっと変わってるなあと思ったのがきっかけで お寺の略紀を読むと、 2000年前から山頂の巨岩が 信仰の対象になっていたといいます この岩石の前から ↓ 弥生式時代の有樋式石剣が発見されたそう 実際に建物が建てられて人が住んだのは 1300年前のことで、 東大寺の和尚さんだった人が、 大岩石に仏像を彫刻して ↓ その仏を中心とした修験行場になったそうです 平安時代から鎌倉時代にかけては 宗教の山、 信仰の山として全盛を極めたそうですが、 倒幕計画に失敗した後醍醐天皇を 寺に迎え入れたことで、 笠置山はすべて 北条氏によって焼き払われたというのです たしか習った記憶があります 「元弘の変」でしたよねぇ あぁここで、その戦いが・・・ 1331(元弘元)年8月26日から9月29日までの ほんの一ヶ月ほどの間 後醍醐天皇が住まわれていた行在(あんざい)所あとはこの上に・・・ のぼっていくと・・・ 今は屋敷跡もなく 天皇はこの場所に身をおいて この景色を眺めていたのですね うかりける 身を秋風に さそわれて おもわぬ山の 紅葉をぞ見る 後醍醐天皇 その後、少しは復興したものの無人の寺になり、 明治になってやっと、和尚様が住んで 現代の形まで復興したということです 歴史を知ると、その時代に生きてた人の いろんな声が聞こえてくるような気がして・・・シンミリ 次へ |